26 国際大会編 次々に勝ち進む猛者達!ウルトラビースト出現!

トーキョーシティのトーキョースタジアムで国際大会「U-18トーキョーインターナショナルチャレンジ」が開催された。世界各国のトレーナーが集まるだけあって、日本中のトレーナーが彼らを見るために観戦している。
オープニングバトルで、サトシが韓国出身のトレーナーのユジンに対して、サトシゲッコウガとZワザ『スパーキングギガボルト』で鮮やかな勝利を見せつけた。Zワザで勝利したことで、観客席にいるククイ博士達アローラ組は歓喜に沸いた。

いろいろ面倒くさいので省略します。アーサー連合の上位トレーナー達は全員勝ち進んだ。ダーシャンもレベッカもである。
そして2日目の大会。サトシの対戦相手は……ゴッドファイブが一角、アメリカのウィークリーグループの令嬢ジョセフィーヌ・ウィークリー。アメリカポケモンプロチーム『スターダスト』の1軍メンバーに名を連ね、世界に名を轟かせるトップトレーナーでもある。

「リザードン!フローゼル!君に決めた!!」

サトシはリザードンとフローゼルを出した。対するジョセフィーヌは…

「頼むわよ!ライチュウ!サーナイト!」

ライチュウとサーナイトを出した。サーナイトにメガストーンの一つ『サーナイトナイト』が腕輪としてサーナイトの左手首に装着されている。しかし、ライチュウが問題だ。

「アローラのライチュウか!?」

ジョセフィーヌのライチュウはただのライチュウじゃない、アローラ地方に生息するライチュウ。特性『サーフテール』。タイプは電気とエスパー。そして、バトルスタート。

「どんなポケモンだろうと、こっちは負けるわけにはいかないんだ!リザードン!『かえんほうしゃ』!フローゼル!『ハイドロポンプ』!!」

先制攻撃を仕掛けてきたのはサトシ。

「ライチュウ!『10まんボルト』!サーナイト!『シャドーボール』!!」

ジョセフィーヌは対応。お互いの技がぶつかり合って相殺。パワーは互角である。

「今よ!ライチュウ!全力で行くよ!」
『ライ!!』

そのとき、ジョセフィーヌはゼンリョクポーズを取った。

「Zワザか!?」

ジョセフィーヌの左手首にはZリングがあり、デンキZがはめ込まれている。

「『ライトニングサーフライド』!!」

Zパワーを纏ったライチュウは必殺技と言わんばかりに、尻尾をサーフボード代わりに乗って、さらに強力な電撃を纏ってリザードンとフローゼルに突撃した。

「まずい!『ブラストバーン』だ!!」

サトシの指示を受けたリザードンは『ブラストバーン』を放ったが、ライチュウを止めることができなかった。しかし、リザードンはかわすことができたが、フローゼルはダメージを受けた。とはいえ、まだ戦闘不能に至っていない。

「ああ惜しい!『ブラストバーン』がなければ確実に決まったのに」

と、ジョセフィーヌは悔しがる。

「まさか、アローラの試練を…!?」
「ええ。Zワザを使うのは、あなただけじゃないのよ!」

そして、ジョセフィーヌはメガシンカデバイスの一つ、メガチャームを手に取った。

「サーナイト!メガシンカ!!」

サーナイトをメガサーナイトにメガシンカさせる。

「わたしのZワザとメガシンカポケモン、これで優勝を狙うわ!!」
「そう簡単に行くか!」

サトシはメガリングを構えた。

「燃え上れ!リザードン!メガシンカ!!」

リザードンをメガリザードンXにメガシンカさせる。
この数分間、サトシとジョセフィーヌのバトルが続いた。

「ライチュウ!とどめよ!『エレキボール』!!」

ライチュウは『エレキボール』を放って、勝負に出た。

「まだだ!リザードン!真上から『フレアドライブ』!!」
「え…!?」

サトシの指示を受けたメガリザードンXは飛び上がって『フレアドライブ』のエネルギーを纏って、正面からではなく真上からライチュウに突撃した。真上からの攻撃を受けて、ライチュウは戦闘不能になった。

「フローゼル!メガサーナイトに『れいとうパンチ』!!」

フローゼルが仕掛けてきた。

「かわせ!!」

メガサーナイトはそれを難なくかわすが…。

「フローゼル!メガサーナイトから離れろ!リザードン!『ブラストバーン』!!」

その隙を突かれ、メガリザードンXの強襲を受けた。『ブラストバーン』の攻撃を受けたメガサーナイトは戦闘不能。同時にメガシンカが解ける。

「ライチュウとサーナイト戦闘不能!よって勝者サトシ選手!」

審判はサトシの勝利を宣言した。同時にメガリザードンXはメガシンカが解けて元の姿に戻る。

(やばかった…)

サトシは心の中で本音を漏らしたのである。

「うぅ~~~!!」

自分の敗北に悔しがるジョセフィーヌ。

その後、ジョセフィーヌの他に、スターダストのメンバーが出場していた。ブレット・ヴァンブレスである。彼はジョセフィーヌと同じ一軍のメンバーだが、超大国アメリカ合衆国に恥じないほどの実力を持つ。彼の対戦相手はオリビエだが、そのオリビエを完膚なきまでに叩きのめした。
この光景を目の当たりにした、観客席にいるサトシ達は驚きの表情をしている。

「あのオリビエ王子を打ち負かすなんて…」

マオは驚きの声を上げる。

「ブレット・ヴァンブレスか…。ジョセフィーヌと同様、Zワザとメガシンカの両方を使ってくるとはな…」

ククイは評価する。

「それだけじゃないよ。ブレットは過去にアメリカ代表として世界大会に出場して……優勝しているんだ」
「「「なんだって!!?」」」

マーマネの言葉にみんなは驚きの声を上げた。
実はブレット、過去に世界大会に出場して優勝した経験を持つ。

『サトシにとって厳しい相手になるロト』

ロトムはこう述べた。

大会3日目。サトシの相手はアーサー連合に所属するイギリスのウェルズ。

「まさか君とこんなに早く当たるとは思わなかった。僕の力、アーサーの力を思い知るがいい!」
「誰であろうと負けるものか!!?」

面倒くさいのでバトルをスキップさせていただきます。サトシはリザードンとピカチュウ。ウェルズはジュカインとマニューラを出す。フィールドは草原。サトシはリザードン、ウェルズはジュカイン、それぞれメガシンカさせる。
その後、メガリザードンXの『ドラゴンクロー』がメガジュカインに炸裂。ピカチュウのZワザ『1000まんボルト』を放って、マニューラを真っ黒こげにする。ジュカインとマニューラが戦闘不能になったところで、サトシの勝利は決まった。

バトルを終えた後、ウェルズはソフィーとジュリアスを含むアーサー連合のトレーナーと合流する。

「メガシンカの他にZワザを使ってくる。サトシだけでなくブレットもだ。Zワザを使えない我々は非常に不利だ」

と、説明する。

「そうは言っても、現時点でZリングを入手するのは不可能だ。Zワザ抜きで乗り切るしかない」

ジュリアスは冷静にこう述べる。

「だけど、Zワザがすべてじゃない。工夫すれば大したことはない」
「ポケモンによって、Zワザの威力は異なるからね」

Zワザを使うトレーナーと対戦した経験を持つヘルバルトとマルグリットはこう述べる。

「今回は仕方ないさ」
「「「グレイクス卿!?ヴェラッディ卿!?」」」

そのとき、アッシュ・グレイクス、マンフレディ・フォン・ヴェラッディという2人の男性が現れた。ユーラシア大陸を守護する「六神将」が一人にしてポケモンマスターでもある。2人の出現にみんなは驚いた。

「確かに、Zワザが使えない君達は不利だけど、なにもZワザがすべてじゃないのはわかっているよね」
「今回ばかりは気合で乗り切れ。サトシを倒し、ダーシャン、レベッカ、ブレットの3名を倒すことで、ヨーロッパが最強であることを証明するのだ」
「「「はっ!!」」」

マンフレディの言葉に、みんなは気合の入った返事をする。
その後、大会は続いた。サトシのほかに、ダーシャン、レベッカ、ブレットの3人は生き残った。アーサー連合の大部分も脱落したが、ジュリアス、フォルセ、マルグリット、ヘルバルト、ソフィなどが生き残っている。脱落した人間の中に、ファイヤーボールズのロレイン、テティス、フェリシア、ケアリーも含まれる。
ちなみに、ロレインはレベッカ、テティスはダーシャン、フェリシアはブレット、ケアリーはマルグリットと、それぞれの対戦相手に当たって、脱落している。これでも、世界に名を轟かせるトレーナーだったが、相手が悪かった。

その結果…。夕方になって大会が終わると…。

「「「「お世話になりま~す♪」」」」

サトシの敵ではなくなったロレイン、テティス、フェリシア、ケアリーはサトシがいるロケットグループ別宅に押しかけ、居候し始めた。
このことを知ったマルグリットは…。

「あいつら~……!!」

仲間外れにされて怒りを露わにしている様子。
戻ってロケットグループ別宅…。

「帰れ小娘ども!」

モニカは怒りを露わにするも…。

「いいじゃないかお姉ちゃん。ロレインさん達困っているし…」
「ぬぐぐぐ…!」

サトシは了解を得た。モニカのブラコンは重度と化しており、他の女がサトシに近づくことを嫌う。
それを聞いたロレイン達は嬉しそうである。なぜ困っているのかというと、敗北した選手は選手用の宿泊施設を利用できないことであるが、実は利用できる。ロレイン達はその口実を利用して、ロケットグループ別宅に押しかけたのである。

しかし…。

「お久しぶりねサトシ君。それにみんな」

一人の女性が現れた。その後ろにも2人の女性がいる。

「ルザミーネさん!?」
「お母様!?」
「「ビッケさん!?」」
「バーネット!?」
「「バーネットさん!?」」

ルザミーネとビッケとバーネットである。サトシとリーリエ、マオとスイレン、ククイとカキとマーマネが驚きの声を上げた。
ちなみにルザミーネはリーリエの母親にあたる。

「お姉ちゃん、どうして3人が…」
「ああ実は…」

モニカは説明した。3人はエーテル財団の者として、ロケットグループと商談しているという。エーテル財団の代表を務めるのはルザミーネ。

「商談だけじゃない。この周辺でウルトラホールが感知されたこともあって、モニカ嬢に話しをしたら、好きなだけ泊めてくれるとのことよ」

と、バーネットは説明する。
ウルトラホールとは、簡単にいえば。ウルトラビーストがいる世界と出入りできる、いわばゲートである。過去にアローラで起きたウルトラビースト関連の事件をサトシ達は解決したのである。

「まあ、ウルトラビーストが出てきても問題はないと思う。なにせトーキョーシティに、超一流のトレーナー達がいて、わたしがいて、ユーラシアのポケモンマスターが2人いるからね」
「「「ポケモンマスター!!?」」」
『初耳だロト!』

モニカが言うポケモンマスターとは、アッシュとマンフレディのことを指す。

「ウルトラビーストってなんなの?」

テティスはサトシに聞いた。

「ああ実は……ロトム」
『お任せロト』

自分よりロトムに聞いたほうが早いと判断してのことである。ロトムはウルトラビーストのデータをロレイン達に見せると、ロレイン達は興味を示している。

「ウルトラビースト1体1体が伝説のポケモンに匹敵するんだ」

と、サトシは付け加える。

「もしかして、あれがそうなの?」

ロレインは指を刺し、みんなは刺した方向に顔を向けると…。

「「「ウルトラビースト!!?」」」

1体のウルトラビーストが現れた。

「UB04スラッシュ!?」

ルザミーネは叫んだ。コードネームはUB04だが、ポケモン名はカミツルギと呼ぶ。高さは0.3と小さいが、相手はウルトラビースト。間違いなく、伝説のポケモンに匹敵する力を持つ。

「リザードン!メガシンカ!!」

サトシはリザードンを出して、メガリザードンXにメガシンカさせる。
ウルトラビーストVSメガシンカポケモンのバトルが始まった。

「リザードン!炎タイプの技は使えない!火事になる!」
『グル』
「『ドラゴンクロー』!!」

先制攻撃を仕掛けるメガリザードンX。しかし、カミツルギは『サイコカッター』で難なく受け止める。さらに、『しんくうは』を放つ。メガリザードンXはこの攻撃を喰らい、ダメージを受けた。

「あんな小さいのに大したポケモン、じゃなくてウルトラビーストね」

フェリシアはこう評価する。
しかし、カミツルギは『ハサミギロチン』を放った。この攻撃を受けたメガリザードンXは戦闘不能になった。同時にメガシンカが解けた。一撃必殺の技である。同時に、カミツルギの特性『ビーストブースト』によって、攻撃力が上がった。

「俺のリザードンが…!?」

自慢のリザードンがやられて、サトシは驚きを隠せない。

「メガシンカポケモンでもやられるなんて…」
「というより、『ハサミギロチン』を使ってくるとは思わなかったよ」

と、ビッケとバーネットも驚きの顔をする。

「なるほど…。エルレイド!メガシンカ!!」

ここでモニカが動いた。エルレイドを出して、メガエルレイドにメガシンカさせる。カミツルギが先制攻撃を仕掛ける。しかも、『ハサミギロチン』である。

「エルレイド!かわして『リーフブレード』で打ち上げる!」

カミツルギの攻撃をかわしたメガエルレイドは『リーフブレード』でカミツルギを打ち上げる。

「『インファイト』!!」

そしてとどめの『インファイト』。この攻撃を受けたカミツルギは戦闘不能になった。

「攻撃力は高いけど、防御力が低いのが弱点よ」

実はカミツルギの防御力が低い。その弱点をモニカは突いたのである。

「はい、さようなら!」

モニカは戦闘不能になったカミツルギを手に持って、そのカミツルギをウルトラホールに投げて、自分の波導でウルトラホールを閉じた。戦闘が終わった後、メガエルレイドは元の姿に戻った。

「さすがモニカさん…」
「ウルトラビーストでも歯が立たないなんて…」
「強過ぎ…」

リーリエとマオとスイレンはコメントする。

「サトシ!いるか!開けてくれ!」
「あの声、ダーシャン!?」

ダーシャンが訪ねてきた。なにか慌てている様子である。サトシはダーシャンを中に入れる。

「どうしたんだよダーシャン?」
「変なポケモンに遭遇してバトルしたんだよ。そいつら1体1体が伝説のポケモンに匹敵して、参ったよ!」
「「「ええぇ!?」」」

ダーシャンの話を聞いて、みんなは驚いた。
その後、落ち着きを取り戻したダーシャンは詳しく事情を説明する。ダーシャンが戦った変なポケモンとは、ウルトラビーストかもしれないと思ったサトシは、ロトムに頼んで、ダーシャンにウルトラビーストのデータを見せる。

「こいつら2体だ。UB02イクスパンションと、UB02ビューティーだ」

どうやらダーシャンが戦った変なポケモンとはウルトラビーストのことで、現れたウルトラビーストの数は2体。ポケモン名は、マッシブーンとフェローチェである。

「倒したのか?」
「ガブリアスをメガシンカさせて何とかな…」

アローラでは、ウルトラビーストは脅かす存在と知られているが、実力でウルトラビーストを倒すトレーナーとポケモンがいるのは多くない。

「こっちもウルトラビーストが現れたよ」
「なんだと?どうだった!?」
「『ハサミギロチン』を喰らって、メガリザードンXが負けた。だけど、お姉ちゃんが倒してくれたから大丈夫だよ」
「お前の自慢のポケモンが負けるほど強かったのか…」
「UB04スラッシュといって、非常に小さいウルトラビーストなんだ。攻撃力が異常に高かったのは予想外だったよ」

サトシはダーシャンに、こっちもウルトラビーストが現れたことを説明する。

「ウルトラビーストについて知らせようとお前に尋ねてきたのだが、どうやらその必要はないようだな」

と、ダーシャンは安心する。
その後、ダーシャンはロケットグループ別宅を後にする。

「ねえサトシ君、今晩一緒に寝ましょう♪」

ロレインはサトシにくっついた。

「ちょっと!サトシ君と一緒に寝るのはあたし!」
「2人はサトシ君とやったからいいでしょ!」
「次はわたし!」

テティスとフェリシアとケアリーもサトシと寝たがっている。

「わたしのサトシから離れろ小娘ども!」
「「「えぇ~!」」」

モニカは彼女達からサトシを引き離す。

「しばらく、サトシはわたしと一緒に寝る!これは決定事項!拒否権なし!」
「「「横暴だー!!」」」

と、ロレイン達はモニカの言葉に猛抗議するのだった。
明日は大会4日目である。

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