15 欧州編 サトシ!ロケットグループ別宅に入居!

北方の覇者の異名を持つロシア連邦から日本に宣戦布告したことが、第二次日露戦争の始まりだった。一致団結した力とさまざまなアクシデント?によって、日本はロシアに勝利することができた。日本が勝利したことで世界に激震が走った。なぜなのかというと、ロシア軍最強のバルチック艦隊が撃退されたからである。その後、日本は各国からの支援などを受けて、戦争によって受けた傷を復興しつつある。
しかし、そんな中ある事件が起きた。サトシが何者かによって拉致されたという事件である。これでもサトシはロケットグループの御曹司。世界チャンピオンの異名を持つ年収3億ドルを稼ぐ超セレブのモニカの弟。これを知ったカレンはサトシの大規模な捜索を開始する。

 

 

そのサトシはというと、トキワシティの大きなホテルの一室に監禁された。サトシを拉致したのは…

「初めましてサトシ。わらわは全ロシアリーグチャンピオンマスターにしてヴァイタリンスグループの長女ヴァシリーサじゃ」
「ヴァシリーサ!?あのポケモンマスターの!?」
「おおっ!わらわを知っていたか。なら話が早い」

ユーラシア大陸を守護する六神将の一人であるポケモンマスター。全ロシアリーグチャンピオンマスター。ゴッドファイブがひとつ、ヴァイタリンスグループの長女ヴァシリーサ・アドリアーナ・ラバチェコスキーである。
ヴァイタリンスグループが第二次日露戦争の首謀者であるとサトシはわかっているので、かなりの警戒感を露わにしている。

「こうしてみると、なかなかのイケメンじゃな」

ヴァシリーサに気に入られたサトシである。

「あなたの目的はなんですか!?親父はあなたの要求を呑むはずがありませんよ!」
「強気じゃな。じゃが、目的は身代金でもなんでもないんじゃ。わらわの目的は……そなたと子作りじゃ」
「はい?」

ヴァシリーサの目的を知ったサトシはキョトンとした顔になる。

「これでもわらわは彼氏いない歴=年齢の処女じゃ。そなたと子作りを済ますことができれば、そなたや日本に手出ししない」
「こ、断りますよ!」
「問答無用!」

個人的かつ性的な目的だと知ったサトシは動揺を隠せず、逃げようとしたのだが、雷の波導を受けてしびれて倒れる。

「絶対に…あなたの思い通りには…」

このサトシの涙目になっている表情をみたヴァシリーサは、自分の中で何かが壊れた。

「サトシ!わらわとひとつになるのじゃ!」
「うわっ!」

サトシに対して興奮したヴァシリーサはサトシをベッドの中に放り込んだ。さらに動けないように雷の波導を放つも、なぜかかき消された。

「波導がかき消されたじゃと?そなたもしや…アーロンの血族か?」
「え…?」

アーロンの血族と聞いたサトシはすこし驚く。

「波導の勇者アーロンを知っておるか?」
「ええ。まあ…」
「アーロンが持つ波導は他者の波導をかき消す特殊な力を持っている。アーロンの波導はアーロンの血を引く者しか扱えない。そなた、なにか心あたりは?」
「えっと……あ…オリビエとのバトル…!?」
「どうやら心当たりがあるようじゃな。では、わらわが妊娠するまで相手をしてもらおうぞ」
「ええぇーーー!!?」

ヴァシリーサの言葉にサトシは驚愕を隠せなかった。
波導の勇者アーロンとは、数百年前に存在した伝説の波導使い。しかし、どこで生まれたのか、どこからきたのかさえ判明しておらず、謎の部分が多く残っている。だけど、これだけは判明している。アーロンの波導は他者の波導をかき消す力を持つ。しかも、アーロンの波導を使えるのは、アーロンの血筋を持つ者のみに限定される。現にサトシはカントーリーグでオリビエとバトルして、無意識のうちにオリビエの波導をかき消した。サトシがアーロンの波導を持つ、アーロンの血族であることが証明された。しかも、アーロンの血筋は王族の血筋よりも希少価値が高く、とくに王族と貴族はその血筋を求めているとされている。
戻って、ヴァシリーサはサトシの服を素早く脱がして全裸にして、自分も衣服を脱いで全裸になる。

「ほう。わらわに反応しているのか」

ヴァシリーサはサトシの下半身をみてニヤニヤした表情になっている。サトシの下半身に血液が集中しており、サトシのあれは「勃起」しているという。彼女はそれを手にしようとしたそのとき…。

「そこまでよヴァシリーサ」
「母上!?」

絶世の美女が空間転移で現れた。しかもヴァシリーサはその人を母親と呼んでいる。

「あなたは!?」

サトシは聞いた。

「初めましてサトシ君。ヴァイタリンスグループ総帥エカテリーナ・アドリアーナ・ラバチェコスキーよ。ヴァシリーサの母親でもあるの」

ロケットグループと同じゴッドファイブの一角であるヴァイタリンスグループの総帥が目の前に現れたことに、サトシは驚愕を隠せなかった。ヴァイタリンスグループはロケットグループと敵対関係にある状態。しかし、若い。めちゃくちゃ若い。ヴァシリーサという子供を産んだとは思えないくらいの美人である。

「ああ母上。サトシはアーロンの血族。わらわの波導をかき消したのが証拠じゃ」
「そうなの!?それは知らなかったわね…」

エカテリーナはサトシがアーロンの血族であると聞いて驚いた。

「…だったら……アーロンの血族がどんなものか試さないとね♪」

しかも彼女、素早く自分の衣服を脱いで全裸になる。

「母上!それはわらわの役目じゃ!」
「なにをいうのヴァシリーサ?サトシ君という若くてイケメンで素敵な男の子と交わる権利を母親であるわたしが持っているのよ?」
「そんな権利はないのじゃ!自分の年を考えろ!」
「だまらっしゃい!こっちは欲求不満なのよ!サトシ君とイチャイチャしたくてたまらないのよ!」
「それはこっちのセリフじゃ!一刻も早く処女を捨てて妊娠して女になりたいのじゃ!!」

しかし、ヴァシリーサとエカテリーナの間で親子喧嘩が勃発。取っ組み合いになってサトシを巡って争い始めた。
サトシはというと、こっそり服を着て、こっそり抜け出した。そして思った。こいつらがバカで助かったと…。エントランスに辿り着くと…。

「サトシ君!無事だったのね!」
「うわっ!カレンさん!」

カレンがいた。カレンはサトシの無事を確かめると、サトシを抱き締める。これにはびっくりするサトシ。

「サトシ!わらわと子作りじゃ!」
「わたしの息子になりなさい!」

直後、ヴァシリーサとエカテリーナが現れた。しかも、全裸でである。

「なんで全裸なのよ!?というかサトシ君になにしてんのよ!!!??」
「げっ!カレン!?」

カレンの怒りが爆発。
その後、ヴァシリーサとエカテリーナは空間転移で撤退してロシアに帰国した。面倒くさい事態になる前に撤退したのは妥当な判断である。

 

 

サトシ拉致事件は呆気ない幕引きとなった。ヴァイタリンスグループである総帥エカテリーナと長女ヴァシリーサがバカで助かった。結局、この事実が世間に知らされることはなかった。しかし、知ってほしくない人物である超絶ブラコンことモニカの耳に入った。このサトシ拉致事件を知ったモニカは発狂して、マサラタウンに向かおうとするも、ヴェロニカの拳骨によって沈黙された。

「サトシ~…サトシ~…」
「精神科の病院に入院させるか…」

と、ヴェロニカは検討したとか…。

 

 

あれから1ヶ月が経過。トーキョーシティにあるロケットグループ別宅。その一室にはサトシ、サカキ、ハナコ、そしてカレンがいる。このとき、サトシのピカチュウとロトムもいる。

「それじゃ」

と、カレンは退室する。実はサトシをここに連れてきたのはカレンである。

「サトシ、お前にはロケットグループの後継ぎとして、これから帝王学と英才教育を学んでもらう」

サカキはサトシにこう告げた。

「うん」

と、サトシは頷く。実は事前に知らされていた内容なので、サトシはある程度の覚悟を決めていた。

ロケットグループ別宅…一言でいえばめちゃくちゃでかいお屋敷。地下3階と地上5階の建物で屋根の色は赤。シャンデリアのあるエントランスホール、社交会が開けるほどの広いホール、本で埋め尽くされた図書室、厨房などがある。
部屋の数は膨大で、客室だけでも200室以上ある。客室すべてが洋室で、床全体にカーペットが敷かれているため靴を脱いで入らなければならない。内装が豪華で広さが20畳ほど。トイレと浴室は別々に分けられており、トイレは2畳ほどある。浴室のほうはユニットバスで大人3人入浴できるほどの広さを持つ。42インチの薄型液晶4Kテレビと、ソファーとテーブルとベッドなど基本的な家具が備え付けられている。全部個室で2階から4階が客室である。モニカの部屋は5階にあり、客室と同様に内装が豪華で広々としているが、内装は客室と変わらない。家具はダブルベッドとソファーとテーブルとタンスなどが備え付けられているが、55インチの液晶薄型4Kテレビとブルーレイレコーダーとゲーム機が設置されている。Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)とPS4がある。
バトルフィールドは全部で12フィールドあり、それぞれ屋外と屋内に分けられている。屋外は6フィールドあるが、屋内の地下2階と地下3階にそれぞれバトルフィールド3つ。計6フィールドある。地下1階は映画館やスタジオになっており、防音対策は万全である。1階は食堂と厨房、ラウンジ、トレーニングルーム、図書室、PCルーム、無人式ポケモンセンター、大浴場(源泉かけ流しの天然温泉)、美容エステサロンとなっている。敷地面積はトーキョーシティ一区域の六割以上を占めるといわれ、敷地内に周囲2kmの湖があるなど、現実ではもちろん、一般庶民の感覚でも考えられないような大豪邸である。庭園には大きなガーデニングも存在する。なお、別邸はトーキョーシティだけではない。
本宅と思えるような高級ホテル並みの設備が完備されているが、前までは本当にここが本宅だった。モニカが独断でここを別宅にし、本宅をエルモニア城というサウスタウン(トーキョーシティの南の町)にある大きな城に移転する。結果、執事とメイドの数が前と比べて10人前後に減った。

初めてロケットグループ別宅に訪れたサトシはかなり驚愕していた。

「金融学と経営学を中心に学んでもらう。お前には苦労かけるがな」
「といっても、期間はどれくらいなんだ?」
「3ヶ月を予定している。そのあと、ポケモンに関連する事業を携わってもらう」
「俺が?ポケモン関連の事業を?」
「ポケモンは大好きだろう。3ヶ月の間はポケモントレーナーの休業してもらう。その3ヶ月が過ぎたらポケモントレーナーを再開してもいい。もちろん、ポケモン関連事業と復興を両立させてもいい。とくに金融学と経営学は復興に役立つだろう」
「わかった」
「今日は休むといい。明日から忙しいぞ。それと、これがスケジュール表だ」

サトシはサカキからスケジュール表を手渡される。そのスケジュール表は、学校でいえば時間割である。そのスケジュール表を見ると非常に厳しい。

「あれ?ここでやるの?」
「ああ。専属の家庭教師に派遣してもらう。そのスケジュール表通りにこなしていけばいい」
「わかった。それと、屋敷内を冒険してみたいけど、いいかな?」
「ふふっ、もちろんだ。ここはお前の家でもあるのだから、くつろぐといい」

サカキはこう述べる。
それから、サトシは退出する。

「あの戦争以来、立派に成長したな」
「ええ」

サカキとハナコはサトシの成長を喜ぶ。

 

 

サトシは屋敷内を冒険するかのように色々と見回った。とくに感動した場所はバトルフィールドが備わっているということ。しかも12フィールドも…。ここで思いきりバトルできるということである。

「お気に召しましたかサトシ様」
「アポロさん」

そのとき、アポロという男性が現れた。彼はロケットグループ一族に使える古株。ロケットグループの企業母体であるロケットコンツェルンの専務取締役にしてロケットグループの執事長を務める。執事長とは、すべてのロケットグループの執事とメイドを統括する役職である。
ロケットコンツェルンとはどのような企業かというと、一言でいえば世界最大の大企業である。世界に進出し、世界各地に数多くの子会社が置かれている。ロケットコンツェルンは様々な事業を展開している。IT、自動車産業、不動産業、石油と天然ガスの油田開発、金や宝石、レアメタル、レアアースなどと言った希少金属の資源採掘、軍需産業という兵器開発などの事業を行っている。無論、ポケモン関連の事業も行っている。世界各地で事業を展開しているロケットコンツェルンでも、日本で様々な事業を行っている。現在のロケットコンツェルンのCEOはサカキ。専務取締役はアポロである。その他にも、建設会社とか印刷会社とか色んなロケット・グループ傘下の企業が存在する。その企業の社長は、どれもこれもロケットグループの幹部連中ばかりである。

「驚いたでしょう。ゴッドファイブの一角、ロケットグループの力を」
「ええ」
「明日から忙しそうですね。逃げないことを期待してますよ」
「大丈夫ですって!」
『スケジュールは僕が管理するロト』
「おや、これは頼もしい」
「ロトムまで!」

関係は良好である。

 

 

3日後、ヨーロッパ・ギリシャ共和国・クレタ島の海沿いにある高級ホテル「ペルセウス」。5つ星ホテルにしてセレブ御用達の超高級ホテルである。地下2階と13階建て。客室が250室で全てがスイートルーム。階層より幅が広い建物なのが特徴でもある。
そのホテルの会議ホール、二十歳未満の少年少女のポケモントレーナーとポケモンコーディネーターが集まっていた。彼らの共通点は、ヨーロッパ各国の王族と貴族と大手企業や財閥などの子息と令嬢にして、全員が波導使いである。その中に、イーシャとリルとオリビエの姿がある。一部、世界に名を轟かすほどの者や、プロとして活動する者も数多くいる。彼らは年に1度、このホテルに集まってギリシャの集まりに出席して情報交換やバトルなどの交流を重ねている。

「まさかカントーリーグであなたが負けるとは思いませんでしたよ、オリビエ王子」
「これでも全力で出したんだよウェルズ」

ウェルズというイギリスのポケモントレーナーの少年がオリビエに話しかけた。

「我々がこうして集まったのは、あなたが敗北したことにありますぞ。ヨーロッパに名を連ねるポケモントレーナーとコーディネーターは最強であらねばならない。我々やアメリカや中国に負けたならまだ納得できるが、あなたほどのお方がカントーリーグで日本のトレーナーに負けるとは…」
「相手がすこし特殊なトレーナーだったんだヘルバルト」
「レベッカか?」

ヘルバルトというドイツのポケモントレーナーは聞いた。

「いや、サトシというロケットグループの御曹司だよ。彼は波導使いの訓練期間が足りないにもかかわらず、土壇場で覚醒した。それだけじゃない。彼は……アーロンの波導を使ってきた」
「「「!!?」」」
「アーロンの血族とみて間違いないだろう。しかも、さらに成長すれば、僕達ヨーロッパのトレーナーにとって脅威だ」

サトシがロケットグループの御曹司。しかもアーロンの血族。それらの要素を聞いたみんなは驚愕を隠せなかった。

「それとまいったよ。ロシアが日本に宣戦布告して、しかもバルチック艦隊まで出てきたからね。にもかかわらず、撃破して日本が戦争に勝利した。日本各地で結成したポケモントレーナーの義勇軍がもっとも活躍したそうだ」

と、第二次日露戦争のことを話すオリビエ。オリビエ以外にも、この場にいるリサとイーシャも当事者でもある。

「もうひとつ、落書きプリンとか極悪トゲピーとか、さらにチートなキテルグマ。そして喋るニャースが日本にいる」

オリビエは喋るニャースについて話すと…。

「そんなニャースいるわけないでしょう」

一人の美少女が否定した。

「無理に信じろとは言わないよマルグリット」

その美少女の名はマルグリットという。

「話を戻そう」

ここでヘルバルトが本題に入る。

「アーロンの血族自体というのは驚異だが、サトシの実力そのものも脅威だろう。俺が知っているアーロンの血族は、ここにいるデンマークのマルグリットとイギリスのソフィ、中国のダーシャン、そして議論の中心となっている日本のサトシ。そういえばリサ姫とイーシャ姫、サトシは現在、なにをしているかわかりますか?」

ヘルバルトはリサとイーシャに聞いた。

「昨日、サトシと電話で話したんだけど、ポケモントレーナーを休業して帝王学と英才教育に専念するとか…」
「ロケットグループの御曹司として本格的に活動し始めているそうよ」

と、2人はサトシの近況を話す。

「ありがとうございます。まあ、ゴッドファイブの御曹司だ。それぐらいの教育を受けて当然か…」

ヘルバルトは納得する。

「それで、ロケットグループと同じゴッドファイブのジェネラルグループとクラリアングループの御曹司はサトシをどう思うか?」

この集まりに、ジェネラルグループの御曹司とクラリアングループの御曹司が出席している。ジェネラルグループの御曹司の名はジュリアス。クラリアングループの御曹司の名はフォルセ。

「取るに足らない存在と思うだろうが、オリビエ王子に勝利したやつを無視できんだろう。それに、我々ジェネラルグループはロケットグループとの対立関係にある。ロケットグループより劣ることすら許されんのだ」
「わたしはサトシのこと知らないから、何とも言えないね」

と、2人はサトシについて述べる。

「それで、誰がサトシと接触してみる?」

ヘルバルトはここで提案する。

「ヘルバルト、サトシと接触してどうすんの?」

リサは聞いた。

「リサ姫とイーシャ姫とオリビエ王子を除いて、我々はサトシのことを知りません。彼を知るには、彼と接触することが一番です。住所はたしかマサラタウンでしたね」
「いや、トーキョーシティのロケットグループ別宅に引っ越したと言っていたわ。サトシはたぶん、そこにいると思う」
「わかりました」

サトシの居場所を掴んだヘルバルト。

「接触するなら、あたしが行こうかしら?」

ここでマルグリットが提案する。

「U-18ポケモントレーナー世界ランキング1位のお前がか!?」

この提案にヘルバルトは驚愕した。ヘルバルトだけでなく、みんなも同様に驚愕したという。
彼女はマルグリット・リンドストローム。デンマーク王国貴族リンドストローム伯爵家次女で、デンマークのポケモンプロチーム『ファイヤーボールズ』ジュニア部門に所属するレギュラーのキャプテン。波導の勇者アーロンの血族でもある。過去の実績をまとめると、デンマークの全国大会に出場して優勝。大規模な国際大会である欧州チャンピオンズリーグ・ロンドン大会に出場して優勝。U-18ポケモントレーナー世界選手権にデンマーク代表としてシングルスに出場して優勝。U-18ポケモントレーナー世界ランキング1位。つまり、この場にいるヨーロッパのトレーナーの中でマルグリットは最強を誇る。

「お前ほどの者が行かなくても、俺が行くべきだろう」

ヘルバルトは自ら行くと提案する。

「いえ、ファイヤーボールズの行事で1ヶ月後に日本に行かなければならないのが理由なのよ」
「なるほど…」

マルグリットの説明にヘルバルトは納得した。

「トレーナーを休業しているなら、バトルはできないかもね」

と、マルグリットは述べる。

 

 

それから1ヶ月が経過した。この1ヶ月の間、各国でさまざまな動きがあった。
ポケモンプロチームがない国が次々とポケモンプロチームを組織する。日本もそれに含まれている。日本のポケモンプロチームの組織設立はカレンが提案したもので、目的は日本の地位向上。国際ポケモン協会は世界ランキングを実施し、各国のポケモントレーナーの平均レベルを発表している。実は日本は世界ランキング80位と低いレベルにある。

「低すぎるわ。もう少し上位に行かないと」

日本ポケモン協会で会議しているカレンは不満を漏らす。
ちなみに世界ランキング1位はアメリカ。2位はイギリス、3位は中国、4位はロシア、5位はカナダと、領土が広大な国ほど上位を占めている傾向にあるといわれているが、トレーナーレベルもまた凄まじく、古くからポケモンプロチームが存在している。
戻って日本ポケモン協会…。

「トレーナーのレベル向上のためにはまず、我々が徹底したサポートを行わなければならない。最近の日本人トレーナーはあまり国外に出たがらないからね」

と、カレンは述べる。

一方、地球連邦政府は評議会を開いた。内容は第二次日露戦争についてである。加盟国全ての評議会議員が出席している。
中国の評議員は、日本政府の要請を受けて、ロシアからホウエン地方を守るために軍隊を派遣したにもかかわらず、その軍隊を追いやった責任について日本に追及した。しかし、日本の評議員は、要請した覚えはないうえに先制攻撃を仕掛けてきたのはそちらと反論。そして中国の評議員はついに頭のネジが外れて、ホウエン地方は我が国の領土と発言した。これに対して日本の評議員は、ホウエン地方は古来から我が国の領土、その発言は我が国に対する宣戦布告するも同然と反論。この反論に中国の評議員は沈黙。漁夫の利を得ようとした中国に各国は冷たい視線を向けるのであった。
そのロシアの評議員は日本に対してこう述べた。クリエイションドライブという無限稼働機関があればロシアのエネルギー問題の解決に期待が見込める。しかし、連邦は我が国にクリエイションドライブを分配してくれなかった。日本にクリエイションドライブの視察を求めるが、連邦政府や在日米軍の圧力により拒んだ。ロシア国民の生活を守るためには仕方なかった。日本に侵攻してクリエイションドライブの設計図が欲しかった、サンプルでもいいので欲しかった、日本に謝り切れないほどの罪を犯した、賠償金は現金ではなく、我が国が採掘した石油と天然ガスを積極的に供給する。タダにはできないが、相場より5分の1の価格で輸出する。このロシアの謝罪を日本は受け入れ、ロシアと積極的な経済交流を行うことを約束し、サンプルについては返す必要はない、代わりにロシア国民の生活をより豊かにしてほしいと、ロシアに述べたという。

 

 

そしてロケットグループ別宅…。サトシは別宅の図書室で家庭教師の指導を受けて勉強していた。その家庭教師とはレベッカである。
傍にはロトム図鑑がいるのだが、ピカチュウはいない。そのピカチュウは、なぜかモニカの部屋で昼寝している。

「この一ヶ月の間、セレブとしてのマナーやダンスも上々、金融と経営も上々、わたしが通っているルドルフの経済金融学科の初等部の期末テストでは90~100点。予想以上だ」

レベッカは聖ルドルフ学園というトーキョーシティにある私立学校に通っており、経済金融学科の中等部3年A組の生徒でもある。常に成績トップという優等生で、中等部の生徒会長を務めている。聖ルドルフ学園は日本一神学校にして日本最高規模と豪華さを誇る有名校でもある。日本のみならず海外からも有数のセレブ子女が集うことで知られ、平均偏差値もずば抜けて高い。
サトシについては、短い期間で高い成績を残している。

『本当に予想以上だロト。ポケモンバカのサトシがここまでできるとは…』
「俺だってやればできるんだ」

ロトムの評価にサトシはツッコミを入れる。

「さてサトシ。次はお前の部屋に移動だ」
「?」

レベッカはサトシを連れて、サトシの部屋に移動。

「ああロトム。お前は休んでくれ」
『わかったロト』

と、ロトムはどこかに行ってしまった。そしてレベッカとサトシは部屋の中に入る。
サトシの部屋は5階にあり、その部屋の内装が豪華で20畳ほどの広さを持つ。トイレと浴室が設置され、別々に分かれている。トイレは2畳ほどある。浴室のほうはユニットバスで大人3人入浴できるほどの広さを持つ。家具はダブルベッドとソファーとテーブルとタンスなどが備え付けられているが、55インチの液晶薄型4Kテレビとブルーレイレコーダーとゲーム機(ニンテンドースイッチ)が設置されている。

「次は保健体育の授業だ」
「保健体育?」
「そうだ。授業の内容は、わたしとエッチすることだ」
「ええぇ!!?」

レベッカは保健体育の授業と称し、自分と行為することが授業内容であるとサトシに話す。サトシはそれを聞いて驚くも、レベッカは衣服を脱いで下着姿となる。そしてレベッカはサトシにキスする。レベッカにとってファーストキスでもある。そのキスはすぐに終わった。レベッカにキスされたサトシは呆けたような表情になる。
ついでにいうが、保健体育という授業はスケジュールに入っていない。

「この1ヶ月、かなりたまっているだろう。たまったものを吐き出さないと体に毒だ」
「…いいの?」
「それに……わたしはお前が好きだサトシ」

レベッカはサトシに告白し、サトシを誘惑する。

「レベッカさん…!」

この誘惑にサトシは負けて、レベッカをベッドのうえに押し倒してキスする。レベッカは抵抗する意思はなく、それどころか受け入れる。レベッカ自身もサトシのキスが気持ちよく、ディープキスにまで発展する。その間、サトシはレベッカのブラジャーを脱がし始めるも、なかなかうまくいかない。

「無理矢理やるとブラジャーは壊れる。背中に手を回してホックを外す。そして、乳首を舐める」

と、サトシはレベッカの言われたとおりに、レベッカの背中に手を回してホックを外し、ブラジャーを取る。すると、豊満で美しく形が整ったバストが現れた。サトシはバストを触って乳首に口を当てて吸い始める。
それから数十分後、サトシはレベッカが履いているショーツを脱がし、レベッカの足を開いて性器を見る。さすがのレベッカも、これには恥ずかしく、表情が真っ赤になる。

「サトシ…ここを舐めてくれないか…」

レベッカはサトシに、舐めてほしい自分の性器の箇所を指定し、サトシはそこの部分を舐め始める。レベッカが指定した場所はクリトリスという部分。そこを舐められているレベッカはかなり感じ、気持ちよさそうな表情をしている。
それから数十分後、レベッカはサトシの上に乗って、サトシのあれを加えてフェラチオし始める。サトシはレベッカの性器全体を美味しそうに舐めている。シックスナイン状態である。このとき、2人は全裸である。レベッカのフェラチオを受けて、サトシは絶頂を迎えようとしたとき、レベッカはフェラチオを中断。

「イクときはわたしの中に…。お前から入れてくれないかサトシ」

そして、レベッカは股を開いて受け入れる体勢を整えた。サトシはギンギンに反り立った自分のあれをレベッカの中に入れる。このとき、コンドームを装着している。レベッカの中に入ると、レベッカの中から血が出てきた。同時にレベッカは痛みを堪えていた。レベッカの処女をサトシのあれば突き破ったことによる出血と痛みである。

「レベッカさん?」
「大丈夫だサトシ、動いてくれないか」
「うん…」

レベッカはサトシを抱き締め、サトシはその状態で腰を動かす。そして数十分後、サトシはレベッカの中で絶頂を迎えた。
行為を終えた後、サトシとレベッカは互いに寄り添った状態で、ベッドのうえで横になっている。

「すっきりしただろう」
「はい。あの…その…痛くなかったですか?」
「ああ痛かった。けど、2回目からは痛くならないだろう」
「2回目?」
「1週間に1回、わたしとエッチする。1週間もすればたまっていくだろう。ロケットグループ御曹司たる者、女の体を知らなければならない」
「そういうものなのですか?」
「ああ。そして世間には、わたしが将来のロケットグループ御曹司夫人であることも知らさないとならないしな」
「いや、それだけはやめてください!」

レベッカの関係を世間に知られたら、別の意味でサトシの命が危うくなる。そのことに感づいたのか、サトシは警戒しているとか…。

(サトシは誰にも渡さんからな…)

しかも、レベッカは心の中で黒い表情を浮かべていたとか…。これでサトシはモニカだけでなく、2人目としてレベッカを抱いてしまった。
サトシの未来によれば、サトシは多くの女性を虜にして、一部の女性を抱くことになるだろう。同時に特性『メロメロボディ』と『テクニシャン』に磨きがかかってきているという。

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