06 カントーリーグ編 サトシが伝説のポケモンゲット!欧州の姫君登場!

カントーリーグ・セキエイ大会まで後2ヶ月が過ぎた。マサラタウンのサトシとモニカとハナコの家…。
そのリビングのテーブルにモニカとハナコがついている。しかし、そのテーブルの上にはプロフィール付の写真が多くある。
ちなみにサトシは自主トレでいない。このときの服装は、アローラの服装ではなく、無印時代の服装である。

「お母さん…わたしはお見合いしないわよ…」
「その年になってもお付き合いしている男性がいないんじゃ世間体が悪いわ。ジノさんとライルさんとルルーシュさんはどうなの?」
「あいつらパス」
「なんで?」
「ジノはナンパ野郎。ライルとルルーシュは既婚者」
「そうなの?」

ジノとライルとルルーシュとは、モニカが幕僚士官学校に入学したときの同期で、現在はジノとライルは連邦軍元帥。ルルーシュは連邦議会の議員になっている。ジノは独身だがライルとルルーシュは既婚者。言うまでもないが、全員男である。
ちなみに、テーブルに置かれている写真とは、モニカのお見合い相手の予定の写真である。中にはモニカの知り合いの写真もある。
実はモニカは独身で彼氏いない歴=年齢である。モニカという絶世の美女でありながら男性経験がない。理由は、モニカがサトシLOVEでブラコンだからだという。モテないことはないが、実はモニカのような美女が男性経験がなく、男性との交際経験がないというのは珍しくもない。

「サカキさんが心配しているわよ。早く結婚決めないと行き遅れになるって」
「いやよ。サトシがいれば問題ないわ」
「なんでサトシなの?」
「わたし、サトシと結婚してサトシの子供産みたいから」
「冗談でしょ!?」

モニカの言葉にハナコは驚いた。

「血はつながってないんだから問題ないでしょ」

モニカはサトシに対してブラコンであることをハナコは知っているが、もはやここまで来ているとは思わなかったようだ。
実はサトシとモニカは血が繋がっていない。モニカは養女としてサカキとハナコに引き取られた。どういう経緯で引き取られたのかは不明である。

「論理的に問題あるわよ」
「サトシはわたしの弟でもあり、わたしの男でもある。サトシの女はわたし一人十分」

なので、サトシとモニカが結婚しても問題ない。ちなみに、血のつながっていない兄と妹、もしくは姉と弟が結婚して子供を授かったという前例はかなりある。

「お願いモニカ、それだけはやめて」
「いやだ」

頑固者であるモニカ。

「じゃあもし、サトシが他の女の子と付き合うっていったら?」
「その女の子を消す」
「なに物騒なことを言うの!?」
「サトシに近づく女がもし金目的だったらどうするの?」
「…それは一理あるわね」

それから数分後…なんとか落ち着いた雰囲気となった。

「サトシの傍にいなくてもいいの?」

ハナコは聞いた。

「サトシの傍にポケモン達がいるし、考えてみたらゴッドファイブがサトシを狙う可能性は低いわ」
「根拠は?」
「人質をとる作戦は、追い詰められたときにしか取らないからよ。それに、あっちにもプライドがあるしね」
「なるほど」
「仮に他の組織が狙ったとしても、さっきも言ったけどサトシの傍にポケモン達がいるし、自力で対処するでしょ。それに…」
「それに?」
「サトシが特訓続ければ続けるほど体が鍛えられる。その鍛えられた体でわたしを迫ってきたら……ふふふ」
「バカな考えはやめなさい!」

モニカのいやらしい妄想にハナコはツッコミを入れる。

「いいじゃない。サトシはわたしに童貞を捧げることができて、わたしはサトシに処女を捧げることができて、まさに一石二鳥!」
「なにかいったかしら?」
「イタタタ!苦しい!苦しいってお母さん!」

さらにモニカにチョークスリーパーをかけるお母さんであった。
さらに数分後、落ち着いた雰囲気となる。

「あなたがそのような暴挙に出るなら、わたしがサトシのお見合い相手を探します」
「お見合い相手?必要ないわよ。わたしがいるんだもの」
「モニカ、これはブラコンを脱却するいい機会でもあるのよ」
「む~…わかったわよ…。で、お見合い相手を探すといっても、いるの?」
「リルさんとオルハさんとカレンさんの妹かしら?」
「…サトシはリサとレベッカを知っているけどイーシャは初対面…。他には?」
「カスミちゃん、ハルカちゃん、ヒカリちゃん、そしてセレナちゃんかしら?」
「誰なの?」
「サトシと旅した女の子よ」
「金持ち?」
「普通よ」
「サトシがロケットグループの御曹司であることは?」
「知らない」

サトシのお見合いを次々と思い浮かべるハナコ。

「とにかく、サトシの知名度を上げるためにはサトシがカントーリーグで優勝するしかないってことよ。なんでも、全国大会並の激戦になるとか」
「そうらしいわね。なんでも、各地方の四天王やチャンピオンや海外の連中も集まってくるらしいから」
「モニカはどうなの?招待されてるの?」
「されてないわ。だからわたしはのんびりとくつろげるってわけ。はぁ…モデルやらCMやらの仕事がいそがしいわ…」
「さすが年収3億ドルを稼ぐ超セレブね」
「好きでなったわけじゃないわ。軍の仕事だってひと段落ついたし」

これでもモニカは連邦軍の軍人でしかも元帥。なんらかの手段によって長期的な休みを得たという。

《ピンポーン》

そのとき、インターホンが鳴り響いた。ハナコは応対すると…。

「あらカレンさん、それにレベッカさんも」
「お久しぶりですハナコさん。モニカが帰ってきていると聞いたので、遊びにきたんですけど」
「ええ。モニカはいるわ。さあ上がって」

カレンとレベッカという美人姉妹が訪ねてきた。カレンが姉でレベッカが妹である。
ハナコは2人を家の中に招き入れた。

「あらカレンじゃない」
「帰ってきたと聞いて尋ねてきたのよ」
「カントーリーグに各地の地方チャンピオンと四天王がVIPとして出席しているそうだけど、あなたはどうなの?」
「わたしは関わってないわよ。招待もされてないし…。それと、アローラでやらかしたそうね」
「……………」
「どうしたの?」
「実は…」

モニカはカレンとレベッカにアローラの一件について話した。

「ありえないでしょう。キテルグマがウルトラビーストを率いて、デオキシスとメガシンカポケモンを一撃で倒して、ワンピースの月歩で空中歩行するなんて」
「無理に信じろとはいわないわ。あのキテルグマのおかげでウルトラビーストの確保に失敗したんだから。おまけにサトシ、わたし達のウルトラビースト確保の計画を阻止しようとしたし」
「サトシ君が?なんでまた…」
「コスモッグに関わってしまったらしくて、それで巻き込んでしまったというわけ」
「サトシ君は知ってるの?自分がロケットグループの御曹司であることを…」
「ええ。まあ色々あってね」
「ショックでしょう」
「最初はね。まあ結局、その事実を受け入れたけどね」

サトシのことを心配するカレンである。

「ところで、サトシ君なにしてるの?」
「今は自主トレ」
「それなりに強くなってるでしょ」
「波導の使い方も教えたからね。緻密なコントロールは苦手かな」
「なるほど」

強くなったサトシにカレンは会えることを期待している。
一方、レベッカとハナコは会話しているが…。

「レベッカさん、サトシとお見合いしない?」

なんとここでハナコはレベッカにサトシとのお見合い話を持ち込んだ。

「なぜわたしですか?」

レベッカは聞いた。

「サトシを知っているし、ロケットグループの御曹司の妻としてふさわしい能力を持っているのが理由。もうひとつは、モニカのブラコンを治すため」
「はぁ!?」

ハナコは理由を話したそのとき、モニカが割って入ってきた。

「お母さん!レベッカにお見合い話を持ち込まないで!そもそもサトシにお見合いは必要ない!わたしがいるんだから」

と、述べるモニカ。

「モニカ、あんたまだブラコン治ってなかったの!?」
「ブラコンじゃない!サトシを愛しているだけ!」
「それをブラコンっていうのよ!」

カレンはモニカのブラコンを知っている。

「ふむ。お見合い話はサトシを見てから判断しよう」

レベッカは述べる。

 

そのサトシだが…。マサラタウンのある山にいる。現在は一休みしている。傍にはピカチュウとロトムがいる。

『ポケモン達の能力が大幅に上昇したロト』

ロトムの感想である。

《チュドーン!》

そのとき、爆発音が響いた。みんなはそれにびっくり。すぐ近くである。爆発音がしたところに向かうと、2体のポケモンが1体のポケモンに追い詰められている。

「マジか!?」
『驚いたロト。伝説のポケモンであるラティアスとメロエッタ、その2体を追い詰めているのは、あれデオキシスロト!?』

ポケモン達の正体。ラティアスとメロエッタで、その2体を追い詰めているのはデオキシス(ノーマルフォルム)。伝説のポケモンが目の前に3体もいることに、サトシ達は驚いた。

「まずい!デオキシスを止めなきゃ!リザードン!」

サトシはリザードンを出した。首にぶら下げているキーストーンを握った。

「メガシンカ!」

リザードンをメガリザードンXにメガシンカさせる。直後、ラティアスとメロエッタを守るためにメガリザードンXがデオキシスに立ち向かう。デオキシスもやる気満々である。

『サトシ、あのデオキシスは野生だロト!ゲットするロト!ラティアスとメロエッタの安全を確保するためにはこれしかないロト!』
「わかった」

メガリザードンXとデオキシスのバトルがスタート。

「リザードン!『かえんほうしゃ』!!」

メガリザードンXは『かえんほうしゃ』を放つ。デオキシスは『テレポート』でかわすが、移動先がメガリザードンXの後方。さらにデオキシスはスピードフォルムに姿を変えて『しんそく』でメガリザードンXを打ち上げる。

「相変わらず厄介だな…!リザードン!態勢を立て直して『ドラゴンクロー』!!」

メガリザードンXは態勢を立て直して、デオキシスに『ドラゴンクロー』で立ち向かう。当たる寸前にデオキシスがディフェンスフォルムにチェンジ。これによって、デオキシスはダメージをふせぐ。さらにデオキシスはアタックフォルムにチェンジする。そして構える。

『サトシ気をつけるロト!『サイコブースト』を打ってくるロト!』

ロトムが危険を察知。

「リザードン飛べ!距離を取るんだ!」

サトシはなにか秘策を思いついた。メガリザードンXは飛んでデオキシスと距離を取ると、デオキシスは迷わず『サイコブースト』を放った。

「かわして『はがねのつばさ』!!」

メガリザードンXは『サイコブースト』をかわして『はがねのつばさ』で突撃する。しかし、デオキシスは『サイコキネシス』でメガリザードンXを抑えた。

「やるな!だけど好都合だ!ピカチュウ!Zワザだ!」
『ピカ!』

サトシはZリングを構えて、ピカチュウにZパワーを身に纏わせる。

「いっけえぇ!ピカチュウ!これが俺達の!全力だあぁっ!『スパーキングギガボルト』!!」

ピカチュウはデオキシスに向かってZワザを放った。デオキシスはかわせず、そのまま直撃して爆煙が舞い上がった。爆煙が徐々に消えると、デオキシスがディフェンスフォルムでZワザを防いだ。しかし、弱っている。ディフェンスフォルムでもZワザを完全に防ぐことができなかったようだ。だが、これによってメガリザードンXは『サイコキネシス』から解放された。

「とどめだ!リザードン!『ブラストバーン』!!」

サトシは勝負に出た。メガリザードンXは渾身の力を込めて、デオキシスに向かって『ブラストバーン』を放った。デオキシスは『ブラストバーン』をまともに受けて、地面に倒れて戦闘不能になった。

「いけー!モンスターボール!!」

そして、サトシはデオキシスに向かってモンスターボールを投げた。サトシが投げたモンスターボールがデオキシスに当たり、デオキシスを吸い込んだ。相手は伝説のポケモンでゲットの確率は非常に低い。。本当ならスーパーボールやハイパーボールなど高性能なボールが望ましかったのだが、手元にあるのはモンスターボール数個しかなかった。
サトシ達は息を呑んでデオキシスが入ったモンスターボールを見守る。モンスターボールは赤い点滅をしているが、その点滅が終わるとゲットとなる。そして、点滅が終わった。サトシはデオキシスが入ったモンスターボールを手に取った。

「デオキシス!ゲットだぜ!!」
『ピッピカチュウ!!』

と、高らかに宣言する。

「あ、そうだ。ラティアス、メロエッタ、すごいキズぐすりだ」

サトシはすごいキズぐすりを出してラティアスとメロエッタを回復する。2体のポケモンは嬉しそうだった。
その後、ロトムがラティアスとメロエッタに話を聞く。ポケモンの言葉がわかるのはロトムだけである。話によれば、ラティアスとメロエッタは一緒に旅をしていた。旅の途中にデオキシスに襲われ、追い掛け回されたとのこと。デオキシスの縄張りに入ったのが原因とされている。

『サトシ、ラティアスとメロエッタもゲットするロト。伝説のポケモンがこのまま旅をし続けたら、悪い連中に狙われるロト』
「そうだな…」

ロトムの進言を受け入れたサトシはラティアスとメロエッタに、一緒に来るかと誘った。すると、ラティアスとメロエッタはサトシと一緒にいることを決めて、サトシにゲットされることを選んだ。

 

そしてオーキド研究所の広間。

「「……………」」

オーキド博士とケンジは目が点になって驚いた表情をしている。なぜなら目の前に、デオキシスとラティアスとメロエッタの3体がいるからである。

「ゲットしちゃった」

サトシは言う。

「伝説のポケモンを3体もか!!?」
「どのような経緯で伝説のポケモンをゲットしたの!!?」

オーキド博士とケンジは驚きながらもサトシに問いつめる。サトシは事情を話すと、2人は理解できた。サトシの要望で3体の伝説のポケモンの健康チェックし始める2人である。
サトシはモニカにスマホで連絡して、伝説のポケモンをゲットしたと伝える。その数分後に、モニカが現れた。モニカだけでなくカレンとレベッカも現れた。

「サトシ!ホントなの!?」
「うん。あれ」

サトシは伝説のポケモン3体がいる方に指を刺して、モニカとカレンとレベッカはその方向に顔を向ける。デオキシスとラティアスとメロエッタがいた。現在はオーキド博士とケンジによって健康チェックされている。とくにラティアスとメロエッタはポケモンフーズをバクバクと食べている。

「驚いたわね…」
「ええ…」
「まさかここにきて伝説のポケモンをみるとは思わなかった…」

モニカとカレンとレベッカの感想である。

「あれ?カレンさんとレベッカさんじゃないですか」

サトシは2人の存在に気づいた。

「ふふっ、久しぶりねサトシ君」
「しばらく見ないうちに男らしくなったなサトシ」

カレンとレベッカはサトシとの再会に喜ぶ。

「こんなにたくましくなって…」

しかもレベッカ、サトシを抱き締める。

「うわっ!レベッカさん!?」

レベッカの豊満な体付きと美貌にサトシは真っ赤になる。

「離れなさい!」

と、モニカはレベッカをサトシから引き離す。

「もしかして、全日本チャンピオンのカレンさんと、全国大会優勝者のレベッカさん!?」

ケンジは驚いて、カレンとレベッカにこう指摘する。2人はそれに肯定する。
実はカレンは全日本ポケモンリーグチャンピオンマスター。地方チャンピオンマスターより格が上で、モニカと同じ全国チャンピオンである。異名は『真紅の女帝』。炎使いとして有名だが、実は草タイプも使うというアンバランスな組み合わせの手持ちポケモンを編制している。
レベッカのほうは、日本全国大会の優勝者である。大会の正式名称は『全日本ポケモンリーグ・トーキョー大会』。地方のポケモンリーグやチャンピオンズリーグより格式の高く、全国大会に優勝すれば、日本のトレーナーとしての名声が得られるといわれ、日本のトレーナーにとっては神聖な大会でもある。また、彼女は幾多の国際大会に出場して、ほとんど優勝しているなど、かなりの有名人である。
2人は赤い髪をしているが、カレンがショートヘアーでレベッカがロングヘアー。どちらもグラマラスで、豊満な体付きと美貌を併せ持つ。そして、2人とも波導使いである。
そして、ケンジはオーキド博士からサトシと2人の関係についての説明を受け、納得している。

「カントーリーグ優勝決定だな。デオキシスだけでも十分いけるぞ」
「そう甘くないですよ」

レベッカは笑みを浮かべて冗談半分でサトシに話す。サトシは大会の厳しさを理解しているようだ。

『ミジュ~~!!』

そのとき、サトシのミジュマルが現れた。しかも花束持って、目がハートになっている。

『ミジュ』

その花束をメロエッタに渡そうとするも…。

『メロ』

拒否された。

『ガーン!』

フラれてショックを受けるミジュマルであった。

 

それから2ヶ月経過して。カントーリーグ・セキエイ大会の前日となった。この2ヶ月間の間、サトシはゲットしたデオキシスとラティアスとメロエッタを育てた。育て方がうまかったのか、さらに強くなったという。既存のポケモンもさらに力をつけた。また、波導の扱い方も学び、波導使いになった。しかし、未熟なため、完全に成長するのはまだ先である。
そしてセキエイ高原。カントーリーグの開催場所でもある。サトシは前回、カントーリーグに出場してベスト16という成績に終わった。初めて出場したリーグで優勝を狙う。しかし、しばらく見ないうちにポケモンスタジアムが大々的に改装されていた。カロスリーグ・ミアレ大会の会場のようなハイテクな雰囲気を持つようになった。ちなみにポケモンセンターも改装されている。そのポケモンセンターの受付には、サトシがいる。

「登録完了です。18時から開幕式が行われ、19時にはパーティーが行われます。明日には大会が行われますので、がんばってください」
「はい!」

カントーリーグの出場登録を済ませたサトシである。ポケモン図鑑を使っての登録が基本なのだが、ロトム図鑑なので以前使っていた普通のポケモン図鑑で登録を済ませたという。そしてラウンジに向かうと、モニカとカレンとレベッカがいる。ひとつのテーブルの席に着いてジュースを飲んでいる。
ちなみに現在、14時20分である。

「18時に開幕式、19時にパーティーが行われるって」

サトシは予定について3人に説明する。スケジュールについては、サトシが持っているパンフレットに詳しく記載されている。

「なるほど。選手同士の交流や地方チャンピオンや四天王…あれ?ジムリーダーもVIPとして招待されてるのか」

レベッカはそのパンフレットを、みてこう述べる。
地方チャンピオンと四天王はVIPとして招待されていると前々から知っていたが、ジムリーダーも招待されていることまでは知らなかったようだ。

「VIPとして出席するのは、カントー地方、ジョウト地方、ホウエン地方、シンオウ地方、トーホク地方、セトグニ地方。海外からはイッシュ地方とカロス地方も出てくるわね」
「そんなにか?」
「情報によれば、日本ポケモン協会が各地方の地方チャンピオンと四天王とジムリーダーも集めて、なんかの会議をしたと聞いたけど」
「全国チャンピオンの姉さんを差し置いてか」
「そうね、わたしは関係ないって話よ。それをいうならモニカもでしょう」
「ええ。他の全国チャンピオンにも声がかかってないらしいわ。カントーリーグのVIP招待とは、どういう関係あるの?」
「たまたま日程が重なって、それでみんなで見に行こうって話じゃないかしら」

カレンはそう推測する。

「ロトム、どんな選手が出てくるかわかるか?」
『検索してみるロト』

サトシはロトムに頼んで検索してもらった。すぐに出た。

「カントーは……げっ!シゲルも出るのか。ジョウトはモエ、コトネ、カズナリ、ケンタ、ジュンイチ。ホウエンは、マサムネがいて…ショータもいるのか。手強いな…。シンオウは…コウヘイとジュンとナオシさん…。あれ?ロトム、シンオウ地方トバリシティ出身のシンジっていないのか?」
『検索してみるロト……選手には登録されていないロト。シンジというトレーナーは過去にイッシュリーグに出場して優勝しているロト』
「なるほど…。そのイッシュは…シューティー、ベル、ケニヤン、コテツ、ラングレー、カベルネ。あいつらも出てくるのか…。カロスは…トロバとティエルノ…。いつの間にカントーに…」
『サトシの知り合いロト?』
「ああ。全員な」
『単純計算だと、全部で300人以上いるロト』
「以前とは違うな」

サトシの知り合いが選手として出ている人数が多い。

「その選手の中で一番手強いのは?」

レベッカは聞いた。

「ショータです。カロスリーグの準決勝で結構追い詰められましたからね」
「メガシンカ使うのか?」
「ええ」

質問に答えるサトシだが、ショータが手強いと話す。

「ロトム。出場選手の中でメガシンカを使うトレーナーがどれくらいいるかわかるか?」
『検索してみるロト』

レベッカの質問に答えてロトムはデータを検索する。

『正確な数はわからないけど、サトシも含めて10人も満たないロト』
「少ないな」
『キーストーンが貴重品で簡単に手に入らないロト。手に入れられないのは仕方ないロト』

と、ロトムは回答する。どうやらメガシンカ使いは非常に少ないようだ。そもそもメガシンカの存在を知るトレーナーがいるかどうかも疑問である。

「このあとどうしよう…」

サトシは呟いた。

「セキエイローレットで時間をつぶそうか」

レベッカは提案。

「それもいいわね。どうする?」

モニカは聞いた。

「モニカさんは姉さんと買い物を楽しんでください。わたしはサトシとスイートルームで楽しみます」
「なにを?」
「性行為」
「なんていったの?聞こえなかったわね」

性行為という発言を聞いたモニカはドス黒いオーラでレベッカを脅迫。
ちなみにセキエイローレットとは、ロケットグループが運営するセレブ御用達の超高級ホテル。評価が最も高い『五つ星』に認定されているホテルでもある。地下2階から14階建てで部屋数は220室。5階から14階が客室で、12階から14階がスイートルームとなっている。地下2階から4階の間には、美容室やサロン、高級ブランド品のバッグやアクセサリーと腕時計、レストランや映画館、源泉掛け流しの温泉、屋外と屋内のプール、ポケモンセンターやその他の施設、色んな売店も多々ある。仮にここで暮らしても、お金さえあればここだけでも何でも揃えられ、なに不自由なく快適に過ごすことができる。一番安い部屋だと一泊10万円くらいで、逆に一番高い部屋スイートルームだと一泊500万円くらいである。ホテルの周りには、一面そのものが緑の草原と森しかない。自然豊かのリゾートとして大変人気がある。規模はかなり大きく、外見はもちろん、内装もまた高級感溢れている。ホテルの全体的な売り上げは安定している。
セキエイ・ローレットのスイートルームには、室内にはグランドピアノ、屋根とピンクのフリルカーテン付きの超高級ダブルベッドが一つ、大きい高級ソファー、テーブルと椅子が揃えられ、その他の高級家具が並べられている。テレビは60インチをも越す薄型液晶テレビ(3D対応)。大理石のトイレ、大理石の広い浴室が存在する。バルコニーには出れる。そのバルコニーには20mのプールがある。スイートルームに泊まる客はこのプールで楽しく泳ぐ。バルコニーから見ても景色は絶好である。こんな高級過ぎる部屋に宿泊できるのは超金持ちに限定される。ちなみにロケットグループの一族は、無料で宿泊できる。また、ロケットグループの紹介状があれば、その人がロケットグループでなくても無料で宿泊することができるのだが、安い部屋に限定される。

 

そして4人はセキエイローレットに移動。エントランスに入ると、2人の美女と2人の美少女がソファーに座っている。しかも、プリンセスのような雰囲気を漂わせるドレスを身に纏っている。

「げ…」

サトシは1人の美女を見て、真っ青な表情になった。

「サートシく~ん♪」
「ギャーー!!」

その美女がサトシを見かけて、ダッシュしてサトシに抱きついた。サトシは恐怖の叫びを上げる。

「リル!サトシから離れなさい!」
「ぷ~!」

と、モニカは美女をサトシから引き離す。このときのサトシはガチガチに固まっている。

「サトシ君久しぶり」
「久しぶりですリルさん」
「お姉ちゃんと呼んでみて?」
「…お姉ちゃん?」
「サトシ君は今日からわたしの弟ね♪」
「冗談でしょ!?」

リルという名の美女はサトシとの再会を喜んでいる。

「サトシのお姉ちゃんはわたしだけで十分なのよリル…」
「ギャー!ギブギブ!!」

と、リルにチョークスリーパーをかけるモニカである。
そのとき、美少女がサトシに近づく。

「サトシ、久しぶり」
「リサじゃないか。いつスペインからこっちに?」
「昨日からずっとよ。お姉様が迷惑をかけたわね」

その美少女の名はリサ。リルの妹である。実はサトシとリサは幼馴染で、モニカとリルの友人関係がきっかけで交流が続いている。
そのとき、もう一組の美女と美少女がサトシ達に近づいた。

「久しぶりですわねモニカ、カレン」
「ええ。久しぶりねオルハ」
「元気そうでなによりだわ」

美女のほうはオルハという。

「わたしとイーシャにとってはサトシ君と初対面でしたね」

と、オルハはサトシの前に立つ。

「初めまして、サトシと言います」
「オルハです。こちらはわたしの妹イーシャ」
「イーシャです」
「ど…どうも…」

サトシに自己紹介するオルハとイーシャ。だが、サトシはオルハとイーシャの美しさに…。

(キレイだな…)

見惚れてしまった。ポケモンバカで恋愛に超鈍感なあのサトシがである。

「サトシ、なにオルハとイーシャに見惚れてんのよ…」
「あ…いや…その…」

モニカは不満そうな表情でサトシに指摘する。

「わたしに見惚れることさえなかったあのサトシがな…」
「なんでイーシャに見惚れるのよ…」

レベッカとリサも不満な表情になっている。

「いやだって…あんなキレイな人は見たことがなくて…」

と、感想を述べるサトシだが…。

「ほう、それはわたしがキレイな人ではないとサトシは思っているのか?」
「わたしへの侮辱と受け止めたけど?」
「いや、そんなことはないんだけど…」

レベッカとリサはその言葉に気が障ってサトシに詰め寄った。これにはサトシもタジタジである。

「サトシ君ひどいね~」
「ギャーー!!」

リルが後ろからサトシに抱きつくと、サトシは悲鳴をあげた。

「失礼しちゃうな」
「いや、あんたが悪いから」
「サトシ君をあんなことやこんなことするから」

モニカとカレンにツッコミを入れられるリル。

「リルはサトシ君になにをしましたの?」

オルハは聞いた。するとリルは答える。

「別になにもしてないよ?サトシ君に料理をふるまったり…」
「毒々しい色をしてましたよね!?」
「それをサトシ君にあーんして…」
「無理矢理口に入れられてあの世に行きかけましたけど!?」
「お風呂に入って一緒に寝たり…」
「死にかけましたけど!?」
「サトシ君を男らしく鍛えたり…」
「ギャロップに追い掛け回されたのは覚えてますよ!!」

リルの回答に次々とツッコミを入れるサトシ。

「それだけじゃありません。リル姫様は過去に、サトシが寝ているときに……ズボンをおろしてフェラチオしました…」
「「「なに!!?」」」

レベッカはその事実を述べる。フェラチオという言葉に、モニカとカレンとリサは反応した。

「人の弟になにしてんのよ…」
「リル…あんた犯罪よ…」
「お姉様…よくもサトシに手を出して…」

そしてリルに詰め寄る。

「何で知ってるのレベッカ?」

リルは聞いた。

「目撃しましたから」

と、レベッカは言う。

「フェラチオって…なに…?」
「サトシは知らなくていいと思う」

サトシはその言葉の意味を知らないが、イーシャは知っている。ついでにオルハも…。
開幕式まで彼らはセキエイローレットで楽しむことになった。

ちなみに、セキエイローレットにいた彼女達はヨーロッパの王族である。
スペイン王国第2王女リル・マローネ・アルフォンス。リルの妹にしてスペイン王国第3王女リサ・マローネ・アルフォンス。
アイルランド王国第1王女オルハ・フィン・ハノーファー。オルハの妹にしてアイルランド王国第3王女イーシャ・フィン・ハノーファー。
全員が誰もが魅了する美女と美少女にして波導使い。世界に名を轟かせるポケモンコーディネーター。しかし、リサとイーシャは犬猿の仲でもある。

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